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教案:里見美郎先生(三浦学苑高等学校)

 
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三浦学苑高等学校

里見美郎 先生

授業プラン

科目名:選択2A 英語探求

概要

  1. 科目:選択2A 英語探究 2単位(週2時間)の選択科目
  2. 学習のトピック / 単元:英語でPBL(地域社会の課題解決) / 条件構文(本時50分) 最終目的:地域(横須賀市)の問題を発見・設定し、解決策を自分たちで考え、プレゼンテーションの形でまとめること
  3. 学年 / レベル:2学年 / 普通科総合コース クラスの特徴:学力層はベネッセGTZで言うD3からA2(帰国子女)までさまざまだが、英語の基礎が全く身についていない生徒が多い
  4. 使用教材:表現のための基礎英語構文ノート86(桐原書店)・トレパ(タブレット) 一人一台タブレットを貸し出し、トレパを使って練習をしたり、プレゼンテーションのスライドを作ったりしている
  5. 本時の目標:条件構文を学び(ターゲットセンテンスを覚え)、表現の幅を広げる。

授業の実施

学習の状況

生徒は紙のテキストで構文のルールや表現方法を学び、それをもとにトレパを使って発音チェック、英作文練習を行います。テキストの音声CDやExercisesは、自宅学習用に使うよう指示しています。

手順
  1. 導入(3分): 今回の構文を学ぶことによって、どんなことが言えるのか例を提示する。
  2. 説明(7分): 文法的ポイントを説明し、ターゲットセンテンスを音読練習する。
  3. 理解度のチェック(10分): ターゲットセンテンスの発音を確認しながら、何度も音読して暗唱できるようにする。※ここからトレパを使います。
  4. 演習(10分): ターゲットセンテンスを少し変えた英作文をタブレットに打ち込む。
  5. 解説(10分): ポイントを振り返りながら、英作文の解説をする。音読練習も同時に行う。
  6. まとめ・振り返り(10分): 自分たちのプレゼンテーションに向けて、どういうことが言えるかグループで話し合う。

トレパの使い方

  1. 発音チェック : それぞれのターゲットセンテンスの文の下に、音声読上げ、発話診断を組み合わせてあるコンテンツを使います。生徒は音声読上げを手本にリピートをしながら発音練習をし、自信がついたころに発話診断で自分の発音を録音し、AIに判定してもらいます。判定が悪かった部分は再度練習します。1文につき2~3分ほどとります。
  2. 英作文練習 : ターゲットセンテンスの文構造を使って、単語を変えるだけの英作文練習をします。内容はプレゼンテーションに関連しそうなものを教員が考えています。日本語だけ表示してあって、生徒はその下の解答欄に打ち込み、AIが判定します。文法判定と意味比較の2種類を用意してあり、その2つが80%以上を超えたら合格としています。

授業以外での学習法

  • 聴覚を使って学ぶ … 付属音声CDをスマホに入れておいて、通学時間などに聞く。
  • トレパの活用 … スマホでもトレパを使えるようにしておく。スマホのスペックによっては使えない機能もありますが、使えるものを使って練習に励むように伝えています。

教材とリソース

  1. 解説用の教材 : 『表現のための基礎英語構文ノート86』(桐原書店)では、プレゼンテーションで説明したり主張したりするときに使える表現がたくさん載っています。生徒たちの学習到達度は高くないですが、テキストに載っている表現を使わせることで、ある程度内容のあることが言えるようになると思います。
  2. リソース : プレゼンテーションで使うデータや資料は全てインターネット上のものを使っています。それがどこまで正しいかまでは検証できていませんが、信頼度の高いウェブサイトから持ってくるように指導します。

評価・試験

  • 主な評価はプレゼンテーションと定期試験で、それぞれ4割ずつ成績に入ります。
  • プレゼンテーションの評価はルーブリックでグループごとに基礎点が決まり、個別で加点があります。
  • 定期試験は期末試験のみ実施で、テキストのターゲットセンテンスやExercisesを改題して作問しています。
  • その他2割分は小テスト(ターゲットセンテンスが覚えられているかのチェックテスト)で決まります。
    トレパを小テストに使いたいところですが、それはまだできていません。